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井次賀(はやいつぎよし) 仙台藩養賢堂 算学教官

生没年不詳。(1785頃-1854)

 
 100石 巳之助と称する。早井伊三郎次道の養子となる。
 中西流算法を松木百合之助に学ぶ。
 文政6年 10月、父に代わり養賢堂算法諸生扱に任ぜられる。

鍛冶師の早井家に 

8代 伊三郎  嘉永元年(1848) 12月24日没(先代)
9代 巳之助  安政元年(1854) 10月7日没
10代 正介   安政3年(1856) 5月23日没 71才。藩の鍛冶師。北目町に住み、経詩をよくす。

とある。
 本人巳之助と養父伊三郎という名前が一致することから、鍛冶師早井家9代巳之助は早井次賀のことと考えられる。正介は養賢堂に学び、僧南山について詩書を勉強したとある。堤町日浄寺に葬る。10代正介は8代、9代との没年より、巳之助の兄弟ではないかと考えられる。従って、巳之助が70才で死んだと仮定すると、生年は天明5年(1785)となる。天明年間に生まれた可能性が高い。

 また垂加神道にも詳しかったことが知られている。

 「新暦消長法」「新暦推算之法」「仙台七十二候」などの著作がある。

  
 早井次賀年表
 
 明暦3年(1657)  環円之法 2巻2冊
 天明3年(1783)  新暦消長法 9巻3冊(東北)
 天明年間(1785頃) 本田作左衛門知成(110石)の三男として生まれる。
          垂加流神道を学ぶ。
          松木百合之助に中西流算学を学ぶ。
 文化13年(1816)  関算前伝諸約術 5巻1冊
 文化14年(1817)  拠消長法推文化丁丑歳諸用数 3巻
 文政6年(1823)  10月、養賢堂算法諸生扱に任ぜられる。
 天保4年(1833)  九数術書 4巻4冊
 天保8年(1837)  新暦推算之法 6巻6冊
 弘化3年(1846)  鉤股百好 3巻1冊
 嘉永4年(1851)  合五算 3巻1冊
 安政元年(1854)  10月7日没
 文久元年(1861)  奥仙府養賢堂算学士自問自答抄 4巻3冊(東北)
 文久2年(1862)  仙台七十二候 3巻3冊(東北)
 明治10年(1877)  諸代尺度考略 12巻(東北)
  
<師弟関係>
 
                         ┌─八甫谷定之助(関流)
                         | 
(常之? 1819-1873->)
  
松木清直(1777-1827)──早井次賀(1785頃-1854)─┼─荒川銀江(ぎんこう:関流)
                         | 
(渡辺正:1835-1898)
                         ├─
国分高広(1828-1896)
                         │
                         ├─
佐藤安治(1835-1899)
                         │
                         ├─小関時直
                         │
                         ├─渥美康房
                         │
                         ├─庄子晋作安貞 
                         │ 
早井義幹に天文暦術を学ぶとある。(金石史)
                         ├─沢木夏次(大崎八幡宮に算額・現存せず)
                         │
                         └─
佐藤良之進(三浦乾也門人)
    
早井次賀 和算家。通称、巳之助。松木清直の門人なり。
 

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