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仙台藩天文学史  〜江戸時代の観測機器〜 

 
■算木と算盤
 
 中西流の算術で、使われていたのがこの算木と算盤です。
 江戸時代には、いろいろな道具が計算のために使われていましたが、そろばん以外には、今に伝わっていませんでした。算盤を広げると、かなりの大きさになることなども使われなくなった原因の一つなのかも知れません。
 横は位取り、縦は未知数の次数を表しています。タバコの半分くらいの大きさの算木を、算盤上に置くことで方程式を表現することができます。赤がプラス、黒がマイナスの数字です。中西流の数学で用いられており、戸板保佑は、父にミズキの枝を算木の代わりに用いて、算術を学んだとあります。
   
 当時の数学は単に計算を行うだけではなく、占いのための重要な技術でもありました。易でよく使われる”八卦”も、この算木を用いて表します。
 

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