せんだいの天文史跡めぐり |
| ■時計 |
![]() |
江戸時代に用いられていた時計です。文字盤の数字が動くようになっており、季節によって変動する不定時制に対応しています。仙台藩の天文学者が用いていたものではなさそうです。ぜんまい式ではなく、動力源として、錘を使っています。 仙台藩には、高田定四郎という時計師がいました。定四郎もまた、天文道を学んでいたため、享保年間頃(1720年頃)仙台と交流のあった天文方渋川家や、猪飼家では、 定四郎の時計が使われていました。また、土御門泰邦卿に献上した時計が、思いがけず桜町天皇の目に留まり、誉められたという記録も見つかります。 宝暦の改暦でも、高田定四郎の時計を使おうとしていました。ところが、この直後に、定四郎は亡くなってしまいます。息子の高田丈太夫は時計が作れない。時計を借りるあてもない。。。義根の『洛陽往来書記録』には、こんなどたばたも史料として残っています。宝暦の改暦では、時計が使われたとありますが、これが定四郎のものだったかどうかは、残念ながら、記録に残されていません。 |
この画像は、仙台市天文台の許可を頂き掲載しております。無断転載を禁じます。