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せんだい天文史跡めぐり

 
 ■藤広則の碑 仙台市青葉区北山
 
 戸板保佑の没後、寛政年間に仙台藩の天文学者のリーダーであったのが、藤広則です。養子となった藤家が、訳あって禄を取り上げられてしまいます。幼い広則は、貧しいながらも天文が好きで、いつも高い志を持っていました。
 17才で戸板の門人になると、広則の才能と努力は、たちまち誰もが認めるところとなりました。そして、ついに25才の時に大番士へと推挙され、再び藩から禄をもらうことになりました。
 当時の人々は、家を再興を果たした広則を褒め称えたといいます。
 

 

 あじさい寺として有名な資福禅寺。お寺の山門をくぐって左に進むと、奥の方に藤広則の碑があります。保存状態も極めてよく、碑に刻まれた文字をはっきりと読み取ることができます。この碑は、藤広則の養子(広則の甥)である藤広信によって建てられました。広則は、30年以上に渡り観測を続け、天文測量志1000冊を著したことが記されていますが、残念ながらこれらの観測記録は現在に伝わっていません。
 広則の門人は、数学・天文学者だけではありませんでした。儒学者として有名な桜田虎門、医者であった小圃仲達。また、藩士だけでなく町人や農民にも、広く教えていました。岩出山の名取春仲も、広則の門人のひとりです。

 

 

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