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せんだい天文史跡めぐり (ほんとうは岩手)

 
 ■葛西昌丕と星座石(伊能忠敬の顕彰碑)
 

 国道45号線のくねくねした道をひたすら北上して釜石市に入り、小白浜トンネルを抜けてすぐの交差点の海側に星座石の看板が建っています。交差点を右折してしばらく行くと、星型のカワイイ看板が・・・。”地球の微動あらざらんか”の石碑の左側の階段をずんずん登って行くと星座石、伊能忠敬の測量の碑、そして葛西の遺愛碑があります。
 葛西昌丕は、この地に庵を設けて学問を続けていましたが、享和元年に伊能忠敬が三陸の地を測量したことに感銘し、文化11年に測量の碑を建てています。
 碑には、この地の緯度(39度12分)が記されているほか、”地球が微動するから、後世の者はそのナゾを解き明かしてくれ・・・”というメッセージが刻まれています。
                 

 

 葛西昌丕について造詣の深い元・東北大学のT先生によれば、”地球微動”は”章動”と呼ばれる地軸のふらつきであろうとのことです。この現象は1747年に、ヨーロッパで発見されましたが、わずか50年ほどの間に葛西まで伝わっているとしたら驚きですが・・・葛西の師弟関係がよく解っておらず、今後の大きな調査課題のひとつです。

 星座石は、40cmほどの平べったい形をしており、表面に黄道12宮と中国で使われていた12支が交互に刻まれています。中央には”北極出地三十九度十二分”と、伊能忠敬が測量したこの地の緯度が記されています。
そうそう、これも先生からの受け売りですが・・・忠敬がこの地を訪れて100年後、ほぼ同じ緯度に置かれた水沢の緯度観測所で有名な”Z項”が発見されています。”Z項”も地球微動。
 これも、何かの縁なのでしょうか?
 

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