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せんだい天文史跡めぐり

 
 
■化女沼の機織伝説 
 古川市の北部にある、化女(けじょ)沼には、二つの機織伝説が伝わっています。化女沼は、東北縦貫道古川インターの少し北にある長者原SAのすぐ近くにあり、高速を走る車の中からもみることができます。

               地図  

 
■化女沼(古川市)の機織伝説・1  五月の伝説です。 
 昔、沼のほとりに長者が住んでおり、一人の娘がいました。娘は朝夕美しい姿を岸辺に見せていた。するとその美しさに見とれてたくさんの蛇が水面に集まるようになりました。
 ある秋の夕暮れのこと、美男の若者がここを通り長者の家に泊まりました。やがて、若者は旅立つことになり、娘はいたく別れを惜しみました。その後、長者の家には淋しい毎日が続きました。
 ある日、娘が草原に休んでいると、体に異常を感じ、しばらくして蛇を生みました。蛇は館を出ると、水の中に消えてしまいました。それからと云うものは、沼の中から毎晩のように泣き声が聞こえ、やがて娘もその泣き声に誘われて水中に身を投じてしまいました。その後、毎年五月の節句の日には、この沼の中から機を織る音がすると言われています。
 
■化女沼(古川市)の機織伝説・2  化女沼にまつわるもう一つの伝説。 
 昔、長者原に長者と娘が住んでいました。娘は、絶世の美人であったので、付近で権力を振るっていた地頭から、娘を貰いたいという話がありました。しかし、長者がこれを拒絶したところ地頭は大いに怒り、数々の難題を持ちかけては、娘を奪おうとしました。長者は思案の末、密かに羽前最上に逃げることにし、一夜のうちに家財道具をことごとく運び去ってしまいました。
 この時、娘が織りかけていた機と黄金の鶏を化女沼に沈めて行ったのです。それは、七月六日の夜のことで、そのため、七月七日の朝に沼の中から鶏の鳴く声がし、それを聞くと必ず何か不吉なことが起こると伝えられています。

 (写真は、化女沼の龍神さまを祀った神社。)

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