せんだいの天文史跡めぐり |
| ■宮崎町の機織伝説 |
| 昔、大森山の崖の下に、小さな沼がありました。どこからとも知れず、足の不自由な娘と老いた父が落ちてきて、沼のほとりでささやかな暮らしをしていました。機織のたいへん上手な娘は、根岸の若者と恋をするようになりました。そのうち、毎晩逢いに来ていた男は、他の女に心変わりして、ぱったりと来なくなってしまいました娘は己の不具と落人の弱さを嘆き、たもとに小石をいっぱい入れて沼に沈んでしまいました。 それから夜になって月が上がり沼の上に映ると、澄み透った沼底から機を織る音と、さめざめとしのび泣く声が聞こえたといいます。その後、崖は崩れて沼も埋まり、今は沼平という丸い湿地になっているのが、その沼の跡と伝えられています。 |
| ■鶯沢町の機織伝説 |
| このあたりを治めていた豊後守には、一人娘がありました。姫はたいそう美しく、機を織ることが大好きだったので、豊後守は、かわいい姫のために金でできた機織りを作らせました。ところが ある時、城が敵に攻められ、もうすぐ落城するという時、姫は金の機織りを持ったまま城の前の沼に飛びこんでしまいました。それからというもの、人のいない 時は沼の底からシャンシャンと機を織る音が聞こえてくると伝えられています。 |